GitHubのトレンド状況をStar Historyで確認する

バージョン管理(Git/Github)
この記事は約4分で読めます。
スポンサーリンク

自分が使おうとしている言語やフレームワークを選定するときに気になること

  • 人気があるか?
  • 衰退している技術を選定していないか?
  • この技術は今後も使われていくか?

など気になることがあると思います。私はこのようなときは結構Git Hubのスター数をチェックしています。

Git Hubに公開されているリポジトリにスターをつけるという行為は、ユーザー登録されていれば誰でもできるので、全面的に信頼するわけではありません。が少なくとも技術選定や今後も伸びていきそうな技術なのかなどの判断材料にはなると思います。

ただし、GitHubのスター数だけを見ても数は多くても、今も人気上昇中なのか昔爆発的に流行ったが今はあまり使われていないなどの判断ができません。

そこで調べてみたところStar HistoryというGitHubのスター数を時系列でグラフ化してくれるツールがあったので紹介したいと思います。

GitHub Star History
View and compare GitHub star history graph of open source projects.

Star Historyとは?

Star Historyは、GitHubリポジトリのStar(スター)数の増加傾向の履歴をグラフ表示してくれるサービスです。GitHubで登録しているリポジトリのURLを入力するとそのリポジトリがどのようにstar数を獲得してきたかがわかります。このstar(スター)は、対象のリポジトリを見たユーザーが自由につけることができます。

一般的にstar(スター)を付けるのは、

  • リポジトリを覚えておくためにつける
  • リポジトリをメンテナンスした人に感謝を示すときにつける

というようになっています。SNSでいうといいね!をつけるのと同じような感じでしょうか?

私はちょうどPythonでWEB開発でどのフレームワークを使うか悩んでいたので以下のように気になるPythonのWebフレームワークを選択してStarHistoryで調べてみました。

グラフを見てわかることは、DjangoとFlaskが人気だということがわかります。また、2018年ごろにリリースされたFastAPIというフレームワークが急激にStar数を伸ばしていて、Django/Flaskに追いつく勢いということもわかります。

Star Historyのいいところは、

  • リポジトリのURLを入力するだけで簡単に表示できる。
  • 複数のリポジトリを登録できるので比較しやすい。
  • 無料

です。

Star Historyの使い方

Star Historyは、基本的に無料で使用することができますが、GitHubの認証をしない状態だと、以下のようにrate limitで制限がかかってしまいます。こんな時は、GitHubでアクセストークンを取得して取得したアクセストークンを入力すると使用できるようになります。

GitHubのアクセストークンを入力

アクセストークンの取得方法

アクセストークンを取得するには、GitHubにユーザー登録されていれば以下の手順で取得することができます。

GitHubでSettingsを開く

Developer settingsを開く

Personal access tokensを選択してGenerate new tokenをクリック

Noteに用途。Expirationに有効期限。Select Scopesに対象範囲を入力してGenerate tokenを押下します。
※ここでは、Note:star history、Expiration:30days、Select Scope:repo/admin:repo_hook/delete_repoにチェックを入れています。

赤枠で囲った部分に表示された文字列がアクセストークンです。

アクセストークンを最初に表示された画面の赤枠に張り付ければ完了です。

まとめ

star historyを使うことによって、対象のリポジトリ(技術)がいつリリースされてスター数の増加傾向がどのようになっているかがグラフで可視化されるため非常に役立つと思います。

自分が使ってみたい技術があれば、star historyを使って、世間的にも今後使われていく技術なのかどうなのかを確認してみることをお勧めします。また、フレームワークなどの選定時に競合するフレームワークと比較して確認すると今後も伸びていくフレームワークなのかなどがわかりやすく説得力が増します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました