JP1/AJSでジョブネットを登録する際、「計画実行」と「確定実行」の2つの方法があります。どちらも便利ですが、運用スタイルによって向き不向きがあり、特に週末運用では計画実行に思わぬ落とし穴があることも。
この記事では、両者の違いや使い分け、計画実行の制約とその対応策について紹介します。
対応策については一長一短なのでぜひ、同じ思いをしている人は解決策教えてください。
■ 計画実行と確定実行の違い
| 項目 | 計画実行 | 確定実行 |
|---|---|---|
| 実行予定の確定タイミング | 実行時に確定 | 登録時に確定 |
| カレンダー変更の反映 | 即座に反映 | 反映されない(再登録必要) |
| 一時変更の対象 | 次回実行予定のみ | 登録済みのすべての予定 |
| 柔軟性 | 高い | 低い(安定性重視) |
| 安定性 | 低い | 高い |
■ 翌日・翌々日のスケジュールは変更できる?
| 対象日 | 計画実行 | 確定実行 |
|---|---|---|
| 翌日 | ✅ 可能(次回実行予定であれば) | ✅ 可能(登録済みであれば) |
| 翌々日 | ❌ 不可(擬似予定のため) | ✅ 可能(登録済みであれば) |
⚠️ 注意:この挙動は「基準時刻の設定」や「48時間制」の有無によって変わる場合があります。
例えば、基準時刻が深夜帯に設定されている場合、翌日のジョブが前日扱いになることもあります。
また、48時間制では実行予定の扱いが通常と異なるため、運用ルールに応じた確認が必要です。
■ カレンダー参照時の違い
JP1では、ジョブネットのスケジュールを「カレンダー」に基づいて設定できます。計画実行と確定実行では、カレンダー変更の反映タイミングが異なります。
| 項目 | 計画実行 | 確定実行 |
|---|---|---|
| カレンダー変更の反映 | 即座に反映 | 反映されない(再登録必要) |
| 祝日追加時の対応 | 自動反映 | 手動対応が必要 |
| 柔軟性 | 高い | 低い |
■ 計画実行の落とし穴:週末運用で困るケース
● よくある運用例
- ジョブネットは毎日実行
- 土日は休業日(カレンダーで除外)
- 特定の日曜日だけジョブを動かしたい
- 金曜日のうちに日曜日分の実行予定を調整したい
● 問題点
- 計画実行では「次回実行予定」しか一時変更できない
- 金曜日の時点では、次回実行予定は「土曜日分」
- 日曜日分はまだ「擬似予定」なので、金曜日には変更できない
- → 土曜日にならないと日曜日分の変更ができない
■ 対応方法はいろいろあるけど…
方法①:確定実行に切り替える
- 未来世代数を指定して登録すれば、金曜日に日曜日分の変更が可能。
- 安定運用には最適だが、柔軟性は低下。
方法②:ジョブネットをコピーして期日指定で登録
- 日曜日専用ジョブネットを作成し、期日指定で確定実行。
- 柔軟性と安定性のバランスは良いが、管理が煩雑になる。
方法③:期日指定で個別登録
- 必要な日だけ登録することで、確実な運用が可能。
- 登録作業が都度必要で、定期運用には不向き。
方法④:土曜日に対応する運用体制を整備
- 現行のまま対応可能だが、週末対応が必要になる。
■ でも、これといった決定的な方法はない…
どの方法にも一長一短があり、運用体制やリソースによって選択肢が変わります。
計画実行の柔軟性は魅力ですが、週末運用では制約に悩まされることも。
■ 皆さんはどうしてますか?
この記事では、計画実行の落とし穴と対応策を紹介しましたが、現場によって最適な方法は異なると思います。
もし、皆さんの現場で「こんな工夫してるよ」「こうすると楽だった」などの知見があれば、ぜひコメントで教えてください!


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