Azureを使っていると、「ちょっと試したいだけなのに、どのプランを選べばいいの?」と悩むことがあります。
本番環境なら予算を組んで設計しますが、評価や検証ではできるだけ安く済ませたいのが本音。
この記事では、Azure Functionsを使ってテスト・検証用途に最適なプラン選びと、Pythonで簡単なAPIを作る方法、そして費用面で注意すべきポイントを紹介します。
✅ テスト用途に最適なAzure Functionsプラン
Azure Functionsのプランは、新規作成時に表示される以下の画面で選択します。

テスト用途なら従量課金がおすすめです。以下に主な用途を記載しておきます。
| プラン名 | 特徴 | コスト | 主な用途 | テスト用途への適性 |
|---|---|---|---|---|
| 従量課金(Consumption) | イベント駆動、使った分だけ課金、無料枠あり | 実質0円(無料枠内で収まれば) | テスト、軽量API、低頻度処理 | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ |
| Flex Consumption | メモリサイズ指定、VNet接続可能 | 実行分のみ課金(無料枠あり) | 高速処理、VNet接続、重いライブラリ使用 | ⭐️⭐️⭐️⭐️ |
| Premium | 常時起動、高速応答 | 月額課金あり | 高頻度API、即時応答、長時間処理 | ⭐️⭐️ |
| App Service | Webアプリ統合 | 月額課金あり | Webアプリと統合したAPI運用 | ⭐️⭐️ |
| Container Apps | コンテナベース、柔軟なスケーリング | 従量課金 | コンテナ化、GPU利用、マイクロサービス | ⭐️⭐️⭐️ |
💡 従量課金プランが最適な理由
- 無料枠が充実
- 実行回数:月100万回まで無料
- メモリ使用量:月40万GB秒まで無料
- イベントが発生していないときは課金なし
→ 関数が呼び出されていない限り、完全に0円 - 実際の運用例
- 1日10回程度のAPI実行
- 休日は使用なし → 月200〜250回程度
→ 無料枠の0.1%も使わない!
💡 Flex Consumption プランも選択肢になるケース
Flex Consumption プランにも無料枠があります(例:月25万回 / 10万GB秒)。
そのため、使用頻度が無料枠に確実に収まるのであれば、Flexを選ぶのもアリです。
特に以下のようなケースではFlexが有利です:
- Pythonで重いライブラリ(例:Pandas, NumPy, OpenCVなど)を使いたい
- VNet接続が必要(社内DBなどと連携)
- コールドスタートを短縮したい
⚠ ストレージアカウントの料金に注意!
Azure Functionsを作成すると、自動的にストレージアカウントが紐づけられます。
このストレージは、関数のログや状態管理(Durable Functionsなど)に使われます。
🔹 ポイント
- 少量の使用ならほぼ無料(Azureの無料枠に含まれることも多い)
- ただし、BlobやQueueを大量に使うと課金対象になる
- 不要なログやファイルは定期的に削除するのがおすすめ
🧪 Pythonで簡単なAPIを作るコード例
以下は、Azure Functionsで「Hello, Azure!」と返すだけのシンプルなAPIの例です。
import logging
import azure.functions as func
def main(req: func.HttpRequest) -> func.HttpResponse:
logging.info("Python HTTP trigger function processed a request.")
return func.HttpResponse("Hello, Azure!", status_code=200)🔹 デプロイ方法(簡易版)
- VS Code + Azure Functions Extension を使えば、ローカルで開発 → Azureにワンクリックデプロイ可能
- GitHub Actionsを使ったCI/CDも対応
✍ まとめ
Azure Functionsの従量課金プランは、評価・試験・テスト用途で月数百回の軽量API運用なら完全無料で使えます。
Flex Consumption プランも無料枠に収まるなら選択肢として十分アリ。
ただし、ストレージアカウントの課金には注意が必要です。
「ちょっと試したい」「構成を検証したい」そんなときに、最も安心して使えるプランです。


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