XAMPPポータブルでUSBメモリにPHP開発環境を構築してみた

PHP PHP(Laravel)
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PHPの学習環境をローカル環境に構築しようと思い、色々調べていたらXAMPPポータブルだとインストールせずに外付けのUSBメモリなどに環境を構築できそうなことがわかりました。そこで今回は、XAMPPポータブルでUSBメモリにPHP開発環境を作ってみました。

XAMPPとは?

WEB開発に興味のある人は、ほとんどの人が聞いたことがあるかもしれません。一般的にはザンプと呼ばれています。WEBアプリケーションの実行環境を簡単に作成できるソフトウェアで無料でダウンロードして使用することができます。

ザンプの意味は以下の頭文字を取った名称みたいです。

  • X:クロスプラットフォーム(様々なOSに対応している)
  • A:Apache(WEBサーバーソフトウェア)
  • M:MariaDB(データベースソフトウェア)
  • P:PHP(プログラム言語)
  • P:Perl(プログラム言語)

ちなみにプラットフォームがLinuxの場合はLAMP、MACの場合はMAMPと呼ばれたりしています。

XAMPP ポータルのダウンロード

XAMPPには、インストール版とポータブル版の2種類が存在します。今回はインストールの必要がなくUSBメモリに入れることのできるポータブル版を使用してみたいと思います。

ダウンロードは以下のサイトからダウンロードしてきます。

XAMPP - Browse Files at SourceForge.net
An easy to install Apache distribution containing MySQL, PHP, and Perl

ポータブル版の場合は、以下を選択します。 

今回は、ver7.3.23をダウンロードします。できるだけ最新版をダウンロードしたほうがいいです。

xampp-portable-windows-x64-7.3.23-0-VC.15.zipZIP版をダウンロードします。

ダウンロードしたZIPフォルダをUSBメモリに配置して解凍するとフォルダが作成されます。解凍フォルダ内のxamppフォルダをD:\直下に配置すればOKです。

これで初期配置は完了です。

ApacheとMySQLの起動確認

上記で配置したxamppフォルダ内のxampp-control.exe(コントロールパネル)を起動して、ApacheとMySQLを起動すればOKです。

起動するとステータスが緑色になります。

Apache起動確認

Apacheの起動確認は、WEBブラウザでlocalhostを入力して以下の画面が表示されればOKです。

MySQLの起動確認

MySQLの起動確認は以下のURLをブラウザで入力してPHPMyAdminが表示されればOKです。

初期設定

php.iniの設定を変更する

xamppを格納した場所がD:\xamppであることを想定して記載しています。

D:\xampp\php\php.iniを開いてPHPの設定項目を変更します。先頭文字が;になっている場合は、コメントアウトされているので;を削除して解除します。今回変更したのは以下の通りです。

mbstring.substitute_character = none
date.timezone=Asia /Tokyo
mbstring.language = Japanese
mbstring.internal_encoding = "UTF-8"
mbstring.http_input = auto
mbstring.http_output = "UTF-8"
mbstring.detect_order = auto
mbstring.func_overload = 0
expose_php = Off

My.iniファイルの設定変更

MySQL(データベース)の設定変更を行います。今回設定変更したのは以下の通りです。

[client]の下に以下を追加
default-character-set=utf8 
[mysqld]の下に以下を追加
character-set-server=utf8
skip-character-set-client-handshake 
[mysqldump]の下に以下を追加 
default-character-set=utf8 
[mysql]の下に以下を追加 
default-character-set=utf8

MySQLのrootパスワードを設定する

現状の設定だとMySQLがパスワードなしでログインできてしまうのでパスワードを設定します。
コントロールパネルから[Shell]をクリックします。

コマンドプロンプトでmysqladmin -u root passwordを入力して[Enter]キーを押します。

New passwordの入力画面になるので設定したいパスワードを入力して[Enter]
Confilm New passwordでもう一度設定したいパスワードを入力すれば設定は完了です。

これでrootパスワードは設定されるがlocalhost/phpMyAdminにログインするとエラーになるので
D:\xampp\phpMyAdmin\config.inc.phpの$cfg[‘Servers’][$i][‘password’]も同様にパスワードを変更する必要があります。

まとめ

PHPの開発環境はXAMPP(ザンプ)を使えば簡単に構築が可能です。また、XAMPPポータブル版であれば、自分のパソコンに開発環境をインストールしなくても、USBメモリに環境を構築してUSBメモリを違うPCに挿入したら開発環境を簡単に構築できたりします。

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