SQL Server Management Studio(SSMS)で作業していて、 「このテーブル、どんな構造だったか確認したい」 「ビューの定義をすぐに把握したい」 そんな場面で役立つのが、Alt + F1 ショートカットです。
Alt + F1とは?
SSMSのクエリウィンドウで、テーブルやビュー名にカーソルを合わせて Alt + F1 を押すと、 内部的に sp_help が実行され、以下の情報が表示されます。
- 列名・データ型・NULL許可
- インデックス・制約(主キー・外部キーなど)
- 依存関係
- 作成日時(環境によって表示される場合があります)
使い方の手順
- SSMSでクエリウィンドウを開きます
- 対象のテーブル名またはビュー名にカーソルを合わせます
- Alt + F1 を押します
これだけで、対象オブジェクトの構造情報が即座に表示されます。
使用例:Usersテーブルの構造確認
SELECT * FROM Users;このクエリの Users にカーソルを合わせて Alt + F1 を押すと、 以下のような情報が表示されます。
| 列名 | データ型 | 長さ | NULL許可 |
|---|---|---|---|
| UserID | int | 4 | No |
| UserName | nvarchar | 50 | Yes |
| nvarchar | 100 | Yes |
インデックスや制約、依存関係、作成日時なども確認可能です。
ビューにも使用可能
Alt + F1 はビューにも使用できます。 ビュー名にカーソルを合わせて Alt + F1 を押すことで、列情報や依存関係などが表示されます。 ただし、ビューは仮想テーブルのため、インデックスや制約の情報は表示されません。
ビューのSQL定義を確認したい場合は、以下のコマンドをご利用ください。
EXEC sp_helptext 'ビュー名';活用シーン
- 不明なシステムのデータベース調査
- 型や制約の確認
- 設計書がない環境での構造把握
- 作成日や更新日の確認
- ビューの構造を簡易的に確認したい場合
Alt + F1 を活用することで、調査や開発の効率が大幅に向上します。
まとめ
Alt + F1 は、SSMSに標準搭載されている便利なショートカットです。 テーブルやビューの構造を素早く確認できるため、特に初見のデータベースを扱う際に非常に有効です。

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